目次
展示会テーマを決める必要性
展示会テーマを定めるべき理由は、以下の目的を達成するためです。
- ・一貫性のある準備ができる
- ・有力な見込み顧客が集まる
それぞれを詳しく解説します。
一貫性のある準備ができる
展示会テーマの設定は、準備の方向性を鮮明にします。展示会テーマを定めなければ、準備はスタッフ各自の認識で進めてしまい、場合によっては下記の弊害が生じるかもしれません。
- ・準備の認識がバラバラになる
- ・準備に時間がかかる
- ・メッセージがわかりにくい
展示会テーマを設定してスタッフ間で共有すれば、同じ方向性で準備に取り組めるでしょう。
有力な見込み顧客が集まる
契約に結び付く有力な見込み顧客を自社ブースへ引き寄せるには、展示会テーマを設定し、制作物に落とし込むのが効果的です。
＜制作物＞
| 展示会テーマ | 特徴 | 訴求力 |
|---|---|---|
| 設定する | 制作物に一貫性がある | 高い |
| 設定しない | 制作物に一貫性がない | 低い |
※制作物とはパンフレット、チラシ、展示会ブースなどを示す
展示会テーマを設定した上で制作物を準備すると、顧客の商品理解がスムーズに進み、一貫性のある高い訴求効果を期待できます。
展示会テーマの決め方
展示会テーマは早期に設定しましょう。展示会テーマは出展の柱となり、キャッチコピーやコンセプトを固めて制作物に利用できます。展示会テーマの決め方は以下のとおりです。
- 1.目的の設定
- 2.展示商品やサービスの決定
- 3.ターゲットの設定
- 4.ターゲットの課題調査
- 5.目標の設定
- 6.展示会テーマの設定
それぞれを詳しく見ていきましょう。
目的の設定
初めに取り組むのは出展目的の設定です。主な出展目的は以下のとおりです。
- ・見込み顧客の獲得
- ・既存顧客との契約増加
- ・知名度のアップ
出展の意義を明確にすることで、展示会テーマの設定がスムーズにできるでしょう。
展示商品やサービスの決定
展示商品やサービスは少数に限定します。多くの商品やサービスを扱うと、来場者の記憶にとどまりにくいためです。展示商品やサービスは厳選し、来場者に強い印象を与えましょう。
展示商品やサービスは、販売数が多い既存商品から選ぶのがおすすめです。販売数の多い商品やサービスは、大勢の顧客の課題を解決してきた実績があり、多くの来場者が関心を抱きやすいでしょう。
ターゲットの設定
ターゲットとは目的達成のために接触したい人物像のことです。ターゲットの設定次第で、展示会ブースへ集まる来場者に違いが出ます。
| ターゲット設定 | 集まる来場者 |
|---|---|
| 詳細で躯体的 | 有力な見込み顧客 |
| 幅広く抽象的 | 自社と関連のない来場者 |
ターゲットを具体的に絞り込めば、効率良く有力な見込み顧客を集客できるでしょう。
以下の項目の例は、ターゲットの深掘りに役立ちます。
- ・年齢
- ・役職
- ・立場
- ・価値観
ターゲットは詳細に設定し、具体性のある展示会テーマの完成につなげましょう。
ターゲットの課題調査
テーマやターゲットが決まれば、ターゲットの課題を調査します。来場者が自社に関心を持つのは、課題が解決できそうだと期待するからです。ターゲットの課題調査には以下の情報が役立ちます。
- ・営業時のヒアリング
- ・過去のアンケート
- ・SNSの反応
ターゲットの課題調査のコツは、自社商品やサービスだけでなく、業界の不満や不便も調べることです。ターゲットの課題がわかったら、解決できる自社の価値を探しましょう。
目標の設定
展示会テーマは目標も考慮しながら設定するのがおすすめです。
＜目標の例＞
- ・見込み客の獲得○○人
- ・実施する商談○○件
- ・名刺の獲得○○枚
年間目標の達成に必要な展示会の目標を割り出し、効果的な展示会テーマを考えましょう。
展示会テーマの設定
展示会テーマは各ステップで得られた情報をもとに導き出します。設定した展示会テーマは、キャッチコピー化して制作物の準備に活かしましょう。
キャッチコピー作成のコツは、ターゲットの課題と解決策を含めることです。キャッチコピーの作成には、自社商品やサービスに関する以下の項目も役立ちます。
- ・特徴
- ・導入効果
- ・導入実績
自社商品やサービスの特徴は、同業他社との差別化になるため積極的にキャッチコピーへ取り込みましょう。
展示会テーマを決める際の注意点
展示会テーマを決める際には以下の点に注意してください。
- ・自社商品やサービスの強みを見直す
- ・展示会テーマは来場者の立場で設定する
それぞれを詳しく見ていきます。
自社商品やサービスの強みを見直す
展示物の選定では、各商品やサービスの強みを見直しましょう。強みの見直しは同業他社と差をつけるのに役立ちます。
強みを見直すコツは営業や広報などの社内部門だけでなく、既存顧客からも意見を集めることです。さまざまな方面から商品やサービスを捉えられ、新たな強みを発見できるでしょう。
展示会テーマは来場者の立場で設定する
展示会テーマは来場者の立場で考えましょう。展示会テーマの設定では以下の内容を感じさせる表現がおすすめです。
- ・課題の的確な把握
- ・課題の深い知識
- ・課題解決への期待感
来場者が魅力的に感じる展示会テーマを設定し、制作物へ落とし込んで集客につなげましょう。
まとめ
展示会テーマは自社商品やサービスの強みや顧客の課題などを調査して設定します。出展が決まったら早い時点で設定し、スタッフ間で共有しましょう。
田島デザインでは、丁寧なヒアリングで得た会社の価値や強みを、わかりやすい表現に落とし込んでいます。来場者の心に響く展示会パンフレットの制作は、田島デザインにお任せください。
展示会パンフレットなら田島デザイン>> http:/tajima-d.com/contact/
