リーフレットの特徴を生かし、安心や信頼感、温もりを伝える
梶原病院さまは、開院から約100年にわたり地域住民の命と健康を守るため、患者との1対1の信頼関係を第一と考えて医療活動に努めてこられた病院です。
リーフレットはパンフレットの3分の1以下のサイズと小さいため、バッグやポケットに入れて持ち歩きやすく、気軽に手にして持ち帰っていただける特徴があります。パンフレットよりも小スペースのため、掲載できる情報量は制約されますが、折り方に合わせて内容や項目を分け、段階的に案内をすることができます。そのため今回はこれから病院をご利用になられる方に対して、安心してご利用いただけるよう清潔感を感じさせ、信頼感や温かなぬくもりを感じるデザインを第一目的としました。
写真構図を工夫し、通院後のイメージを分かりやすく伝える
表紙は柔らかな円弧で紙面を区切って下から見上げる写真構図で外観写真を掲載し、穏やかな光の中で揺れる青葉を医院名の右上に配置することで、見上げた空を眺めているような爽やかな広がりを感じられるデザインになっています。こちらは弊社で撮影からご依頼をいただいているため、リーフレットで使用する構図に合わせて撮影を行い、余分な電線などを除く写真補正も行って、お客様にも大変喜んでいただけました。
3つの診療科目を表わす円の大きさは、取り扱う主要な診療科目順になっており、一目でわかりやすいものになっています。
全体を通してパステル調の色合いを使用し、円弧を多く用いて優しい印象を作っています。全体的を淡い色でコーディネートすると紙面がぼんやりとしてしまうので、青とオレンジの補色を用いて引き締めています。写真のレイアウトにも奥行きを上手に活かしてリズムを作り単調にならない工夫をしました。
医院の様子を知っていただけるように写真を多く掲載。特にメインの診療科目であるリハビリテーション科では、診療スタッフが実際に患者さまをサポートしている様子を多く掲載して、通院後のイメージがわかりやすくなっています。