アイソメトリックな表現手法で整然と統一感を持って表現する
メインターゲットとしては小田急線沿いに不動産を所有する法人や個人の年配富裕層向けに、総合不動産会社として、事業の枠にとらわれない多様なサービスやソリューションを提供する『当社の強み』を伝えることをメインコンセプトとしてデザインいたしました。
パンフレット全体を通してアイソメトリックな表現手法(※)を用いることで、当社の経営理念である『お客様に感動いただくこと(顧客感動)を第一義に、安心、安全、快適な生活・環境の創造とその価値の向上に全力を尽くし、お客様からの信頼を日々積み重ねていくことを使命とする』を表現するよう工夫しています。
※アイソメトリックとは、アイソメトリック・プロジェクション(Isometric Projection)を略した言葉で、日本語では「等角投影法」といわれる立体の製図法のひとつです。
アイソメトリック手法を採用することで「不動産やそこで暮らす人々の様子」や「従業員やお客様との関わり」など、煩雑になりがちな「場面」や「繋がり」のイメージを整然と統一感をもって表現することを可能にしています。また、平面でありながら対象物を斜め上から見下ろすような視点で立体的に表現することができるため、空間概念が生まれることで、より自由性や広がりをご覧になる方に与えます。
観音開きの特徴を生かし、多様なサービスを提供する姿を伝える
表紙は小田急不動産株式会社様が持つ多様なサービスやソリューションを多彩なボックスで表現し、そこに関わる建物や人々の暮らしをイラストで表しました。白のシンプルな背景でありつつも投影された立体的な影によって奥行きが感じられ、見る側を飽きさせない演出がされています。
観音開きパンフレットでは段階的にご案内できる良さがあり、こちらのパンフレットでも表紙を開いた中2面では当社のミッション、ご挨拶、4つの事業領域、企業年表をご案内し、中面ではより細かな事業紹介をする構成になっています。
事業紹介では、各事業を分かりやすく受け取っていただけるように上下に規則性のある配置を取りつつも、色をそれぞれ変更しています。また、各事業のボックスをアイソメトリックな街並みが挟むようにレイアウトしているため、空間を感じるデザインになっています。