最新の業界トレンドである『3D計測』を切り口に構成する
新規顧客の獲得を狙い、展示会で使用するBtoBの販促用パンフレットとしてご依頼いただきました。会場ラックの設置や手渡しでの配布が見込まれるため、手に取りやすく持って帰っていただけるような魅力を感じさせるデザインを目指しました。
大浦工測株式会社さまは建築測量(墨出し)・土木測量・応用測量の測量専門工事会社です。最新の計測技術による3D計測も対応されており、今回のパンフレットでは業界の最新トレンドでもあるこの3D計測を切り口として会社紹介をする構成になっています。
表紙はシンプルにして、導入ページである1−2頁の見開きから中面にかけては3Dテクノロジーをイメージさせる3Dメッシュパターンをパンフレット全体の背景装飾に使用しています。建築現場の裏方として、縁の下の力持ちのように活躍する当社のイメージから、社名はグラデーションのグレイで浮かび上がるようにお入れしました。全体の青色の見出し書体も製図に用いる文字のように縦横斜めの線が均一な書体をアクセントとして用いることで、よりテクノロジカルなイメージを与えています。色調はホームページとの統一を図って青色を基調としています。
紙面にメリハリをつけ、奥行きと動きをつける
紙面は本文の文字情報も多く、掲載写真も多い充実した内容になっていますので、写真の大きさはあえて均一にはせず、背景に使用する大きな作業イメージと比べ小・中サイズの詳細画像にして配置し、大きさにメリハリをつけて見やすくする工夫をしました。メッシュパターンの向きや写真の枠になっている矩形に効果的な角度をつけてレイアウトすることで紙面に奥行きと動きが出ています。
工事で使用する各種計測デバイスのページでは研究ノートのようにレイアウトし、面白味を感じつつも統一感のある印象になっています。逆にわき役的な情報である「納品までの流れ」や「対応アプリケーション」などは青いベタの背景内に収めて主張をおさえることで見やすいレイアウトになっています。