環境と自然。森林のデザインで古紙リサイクルを表現
古紙リサイクルを行う事業をわかりやすくお伝えするため、表紙には森林をイメージしたデザインを採用しました。ロゴマークの基本色であるオレンジ色を下地に、陽光が透ける森林のイメージは、環境や自然とのつながりを感じさせると同時に、やや堅い印象の英文社名を添えて、リサイクル業務の地道な事業活動を表現しています。パンフレット全体では、柔らかなトーンで余白を活かした構成にまとめ、デザイン性と親しみやすさを兼ね備えた会社案内に仕上げています。
半開きした右面には、代表者さまの「ご挨拶」と「会社概要」、「沿革」を掲載して、下部に交通アクセス図を載せています。シンプルで見やすい構成で、共通するイメージとして、新緑に映える青空を背景に、針葉樹の葉でリサイクルマークを模したデザインを配しています。
流れに沿って読みやすく、実務への配慮も忘れない紙面構成
「クラフト袋の製紙原料化工程」については、業務の流れをパネル表示と矢印で展開して、見開き全体を使って説明しています。セメント袋などに代表されるクラフト袋は、粉類、飼料、肥料など使用される目的に応じて多種多量な残留物が残っており、回収してからそれらを除去して再び製紙原料として卸すまでには、多くの工程を必要としています。また副産物として、その不純物を材料にRPF(固形燃料)が製造され、これもまた製紙工場の燃料として卸されています。パンフレットでは、回収から製紙会社の工場を経て、ダンボールなど梱包資材の商品として生まれ変わる迄を7つのパネルに分けて説明し、各工程のコメントには大きな写真やイラストを使用して視覚的にも分かりやすく説明しています。流れに沿って読み進めることで、手に取った方が興味を持って読んで頂けるパンフレットになっています。
また下部には「回収の手順」を説明して、「引き取り可能なクラフト袋」の種別や「クラフト袋回収申込方法」、またその際に「お知らせ頂くこと」など、実際の業務に即した項目も記載して、実用的な会社案内パンフレットになっています。