コラム
会社案内のパンフレット冊子の作り方

会社案内のパンフレット冊子の作り方

会社案内パンフレットは展示会や商談、採用の場面で用いられるツールです。会社案内パンフレットを作成するときに、冊子タイプを選ぶか、1枚の用紙を2つ折りや3つ折りにしたタイプを採用するか、悩む場合もあるでしょう。
自社の魅力を十分に表現するには冊子の会社案内がおすすめです。そこで今回は冊子の種類や会社案内を冊子にするメリット、作成の流れをまとめました。

会社案内の冊子の種類

冊子はパンフレットとも呼ばれ、数枚の用紙を1つに綴じたものです。冊子は以下のように分類できます。

  • ・綴じ方の種類
  • ・用紙の種類

それぞれを詳しく見ていきましょう。

綴じ方の種類

一般的に、冊子の会社案内はA4サイズで作成します。冊子の内容を決める際は、以下の種類を選択します。

  • ・中綴じ
  • ・平綴じ
  • ・無線綴じ

3種類の綴じ方の特徴を解説します。

<中綴じ>
会社案内で扱う印刷物の代表的な綴じ方です。中綴じは冊子を180度に開けるため、左右のページに写真やイラストを大きくデザインできます。

方法 用紙を半分に折った線を数か所綴じる
メリット 冊子作成の工程が少なく価格が安い
デメリット 糊で綴じるよりも強度は弱い
ページ数 8ページから4の倍数で作成できる
適した用途 会社案内パンフレット、説明書

ホチキスで綴じるため薄い冊子に向いています。

<平綴じ>
平綴じとは、表紙と本文すべてのページを重ね、紙の端から5mm程度の所をホチキスや糸で綴じる方法です。誰でも簡単にできる綴じ方として、資料作成時などに利用されます。

方法 用紙の端から5mmほどの場所を数か所綴じる
メリット 手作業でできる
デメリット 枚数が多いと綴じられない
ページ数 2の倍数で作成できる
適した用途 資料、企画書

見開きを使ったデザインはできません。

<無線綴じ>
無線綴じは背表紙があるため、20ページ前後を超える場合に向いています。

方法 表紙の背部分と用紙の片端を糊で結合する
メリット 丈夫で高級感がある
デメリット 枚数が少ないと製本できない
ページ数 本文部分は2の倍数で作成できる
適した用途 カタログ

背表紙にタイトルをつけられ、本棚に保管しても見つけやすくなっています。

用紙の種類

冊子の会社案内に向いている用紙は、主に以下の2種類です。

コート紙 発色が良くイラストや写真の印刷に向く
マット紙 光沢が控えめで、写真や文字の印刷に向く

コート紙とマット紙はカラー印刷するのに向いているため、自社のパンフレットを写真付きでわかりやすく作成したいときに向いています。

会社案内を冊子にするメリット

冊子の会社案内には携帯性や見栄えの良さのほかにもメリットがあります。

  • ・多くの情報を掲載できる
  • ・自社のメッセージが明確に伝わる

それぞれを詳しく見ていきましょう。

多くの情報を掲載できる

会社の魅力を過不足なく伝えるのに最適な冊子のページ数は8ページです。4ページや6ページの会社案内と比べると、それぞれの特長が異なります。

ページ数 特長
4ページ 挨拶的な目的や1つの商材の紹介に適当
6ページ 帯状の紙面に複数の商材を紹介するときに適当
8ページ(冊子) 会社の魅力を過不足なく伝えるのに適当

8ページ以上の冊子の会社案内では、会社概要や事業内容などの基本情報に加えて、以下の項目からいくつかを選んで掲載できるでしょう。

  • ・実績
  • ・社員の声
  • ・お客様の声
  • ・環境への取り組み

自社の強みや魅力を伝え、同業他社と差別化が図れます。

自社のメッセージが明確に伝わる

冊子のメリットは、独自の特長を生かした構成やデザインを選べる点です。

  • ・情報をページごとに掲載できる
  • ・情報をストーリー仕立てで展開できる
  • ・中綴じは見開きを生かしたデザインができる

理解しやすい構成やデザインを採用すれば、読み手へ自社のメッセージを明確に届けることができるでしょう。

冊子作成の流れ

会社案内の作成が決まったら以下の項目を確認しましょう。

  • ・作成目的
  • ・会社案内の読み手
  • ・会社案内の仕様
  • ・作成スケジュール

会社案内作成の方向性をはっきりとさせたうえで、制作会社に見積もりを依頼するのがおすすめです。冊子の会社案内は以下の手順で作成します。

  • 1. 台割の作成
  • 2. レイアウトの作成
  • 3. デザインの作成
  • 4. 修正と印刷

それぞれを詳しく見ていきましょう。

台割の作成

台割とは、会社概要や事業内容などの掲載場所をまとめたものです。台割によって会社案内の全体を把握できます。

良い会社案内は情報が厳選され、ポイントがわかりやすくまとまっています。情報を詰め込みすぎると、メッセージがぶれるため注意しましょう。

レイアウトの作成

レイアウトの作成時に必要な素材は以下の通りです。

  • ・原稿
  • ・写真
  • ・イラスト
  • ・図
  • ・会社のロゴ

たとえば左を綴じた横書きの冊子の場合、読み手の視線は左上から右下に向かって動きます。レイアウトは、自然に視線が紙面を移動するように作成しましょう。

デザインの作成

デザインは会社の魅力を反映し、読み手の安心と信頼を得られるように仕上げましょう。コーポレートカラーやイメージカラーを使い、シンプルなデザインで読みやすいことが重要です。

会社案内のデザインは、経験や技術を持つ制作会社に依頼するのがおすすめです。読み手の心をつかみ、営業効果が高まるデザインに仕上がります。

修正と印刷

初稿や再稿で間違いを修正し、印刷へと進みます。社外で使用する会社案内には、ある程度の品質が求められます。会社でも印刷はできますが、見栄えを考えると、印刷会社に依頼するのがおすすめです。

まとめ

田島デザインでは丁寧にお客様の意見やご要望をヒアリングし、企画の段階から印刷に至るまで一貫して対応します。

冊子の会社案内は掲載できる情報量が多く、会社の魅力を十分に反映できるのが魅力です。同業他社との違いを打ち出すには、冊子で会社案内を作成することをおすすめします。

田島デザインでは丁寧にお客様の意見やご要望をヒアリングし、企画の段階から印刷に至るまで一貫して対応します。冊子の会社案内の作成は田島デザインにお任せください。

会社案内の冊子作成なら田島デザイン>> https://tajima-d.com/contact