目次
展示会での営業をする理由は?
展示会で営業する理由は大きく分けて4点あります。
営業する理由 | メリット |
---|---|
来場者との名刺交換 | 多くの見込み顧客の情報が得られる |
既存顧客の売り上げ増加 | すでに商品理解があり契約に至りやすい |
認知度のアップ | 自社や商品の魅力を伝えられる |
商品やサービスの紹介 | 直接的な体験で印象を強く植え付けられる |
上記の中で特に注力すべき内容は、来場者との名刺交換です。なぜなら展示会には以下の特徴があるからです。
- ・展示会テーマに関連のある来場者と効率良く接点が持てる
- ・来場目的は契約よりもトレンド把握や情報収集が多い
- ・来場者側の意思決定は稟議が必要で展示会での契約は難しい
展示会場では既存顧客との契約を進めつつ、多数の来場者と名刺交換をして、終了後のアポイント獲得につなげましょう。
展示会での営業のコツ
多くの来場者は複数のブースを回るため、展示会での営業は短時間です。展示会営業と普段の営業とは以下の違いがあります。
展示会営業 | 普段の営業 | |
---|---|---|
時間 | 15分程度 | 1時間程度 |
重点 | 課題の発見 | 会社や商品の説明など |
目的 | 名刺の獲得 | 契約 |
展示会営業は普段の営業と違うため、展示会用の営業トークを準備しつつ、来場者に合わせて自然に会話しましょう。
ここからは展示会営業を4ステップに分けて、それぞれのコツを解説します。
- 1.自社ブースへの誘導のコツ
- 2.ヒアリングのコツ
- 3.商品やサービス説明のコツ
- 4.名刺交換のコツ
それぞれを詳しく見ていきます。
自社ブースへの誘導のコツ
来場者を自社ブースへ誘導する際は、自社の強みを短い言葉にして声をかけましょう。
<トーク例>
- ・○○を○○%削減する商品のご紹介です
- ・現在、○○の使用体験をご案内しています
- ・○○の試食を準備しておりますので、ご試食ください
トークはいくつか用意の上、当日の状況に合わせて使い分けすると、スムーズに誘導できます。
ヒアリングのコツ
展示会ではアンケートではなくヒアリングを選択しましょう。アンケートは来場者が売り込まれると感じやすく、抵抗があるためです。
方法 | 記入者 | ポイント |
---|---|---|
ヒアリング | 自社スタッフ | 情報を聞き出しやすい |
アンケート | 来場者 | 情報提供にためらいがある |
自社スタッフが質問するヒアリングは来場者の手を煩わせず、情報を得やすいのがメリットです。ヒアリングの主な項目は以下のとおりです。
- ・来場目的
- ・課題
- ・導入状況
- ・訪問したブース
予算や導入時期は来場者が抵抗を感じる質問なので、購入意欲が高い場合に行います。目的が購入以外の来場者には、課題を一緒に見つける姿勢で臨みましょう。課題発見のステップは以下のとおりです。
ステップ | トーク例 |
---|---|
1.会社の価値観や競合から来場者の事業を理解する | 御社の商品が生まれた背景は何ですか |
2.現状の取り組みと理想像から問題を見つける | ○○対策はどうなさっていますか |
3.問題の原因と重要性から取り組む課題に導く | ○○への投資の優先度に関するお考えは |
来場者が自覚していない課題を見つけ、自社商品やサービス購入の必要性を掘り出しましょう。
商品やサービス説明のコツ
ヒアリングで自社商品やサービスが課題解決に役立つとわかったら、パンフレットやパネル、商品などを使い説明します。営業トークは、自社の商品やサービスの強みや魅力を端的に伝えましょう。
<トーク例>
- ・こちらは○○%のコストカットが可能です
- ・この商品は○○の新機能が付いています
営業トークとパンフレットや展示パネルの内容は連動させると、来場者に強い印象を与えられます。
名刺交換のコツ
名刺交換は展示会出展の目的です。自社ブースを訪問した来場者は見込み顧客となるため、できるだけ名刺交換をしましょう。
<トーク例>
本日はお立ち寄りいただき、ありがとうございました。私は○○会社○○部の○○と申します。名刺交換させていただいても、よろしいでしょうか。
名刺交換のタイミングは来場者の反応次第ですが、ヒアリングや商品、サービス説明の後の方が名刺交換しやすい傾向があります。名刺はすぐ出せるようにし、目を見ながら交換して敬意を表すのがポイントです。
営業をする際の注意点はある?
展示会出展が成功するための営業の注意点は、以下の5点です。
注意点 | ポイント |
---|---|
目標を設定する | 交換する名刺数を決める |
斜め後ろから声をかける | 展示会ブース前に並ぶと圧迫感を与える |
活気のあるブースを演出する | 笑顔で対応し、暇そうな態度は避ける |
交換した名刺にメモをする | 商談のポイントを記録する |
終了後にフォローする | お礼メールや電話でアポイントにつなげる |
名刺交換した後は、来場者の特徴とともに会話内容をメモしましょう。さらに以下のポイントで、来場者を分類するのがおすすめです。
- ・契約につながる可能性
- ・商品やサービスの関心度
自社ブースを訪れた来場者にメールでお礼すると、関係が強化できます。メールの文面はメモ情報をもとに作成し、場合によっては資料や見本を送付すると、自社の印象が強まるでしょう。
まとめ
展示会での営業は、来場者に対応する時間が短いのが特徴です。展示会の場では契約に至るケースは少ないため、多数の来場者と接触することを目指しましょう。
自社ブースでのヒアリングでは来場者の課題を聞き出し、対話の内容を名刺にメモするのがおすすめです。展示会終了後のフォローに役立てましょう。
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