白を背景の基調に製品情報をメインにする。目線誘導も工夫して
自社ブランドガイドラインに沿った製品案内パンフレットの作成をご依頼いただきました。そのため既存のカタログなどを拝見して、色や字体などの規定を厳守して制作しています。
全体として白を背景の基調にして、パンフレットを見開くとメインとなる製品画像に目が行くレイアウトにしました。製品の詳細がすぐにわかるように、製品画像の下に情報をわかりやすく掲載しています。トンマナ(注)を合わせ、無駄な装飾は一切なくし、余白を大きくとって色数も限りなく抑えることで、製品及び製品情報に目が行くように目線誘導を設定しています。
(注)トーン(tone)&マナー(manner)の略称。 広告やWeb制作のデザインにおいてコンセプトや雰囲気に一貫性をもたせること。
アイコンを活用して見やすく、スッキリと洗練されたレイアウトに
製品自体が一般向けではない為、ユーザーの方に見やすい構成を目指しました。表紙を見開いたすぐの中2面では、右上にページをまたいで写真を大きく配置することで、シンプルなレイアウトながら写真の迫力が際立つ工夫を行っています。
自社の強みをシンプルな線のアイコンイラストで表現し、 ユーザーの目を引き付けるアイキャッチとして加えることで、見やすく伝わりやすさを向上させています。
また中2面右ページ下の採用事例では、同じ大きさの円の枠に統一することで、写真点数や情報が増えることによって煩雑になりがちな紙面構成を避け、すっきり洗練された印象に仕上げています。 項目には赤い円から伸びる直線を設け、また中面下のタイトル項目も同じルールのデザインにすることで一貫した世界観を演出しています。