採用案内用パンフレット
中小企業が会社案内パンフレットを作成する際に注意すること

中小企業が会社案内パンフレットを作成する際に注意すること

日本企業の9割以上を占めるのが中小企業。競合他社がひしめき合う中で、会社案内は自社の価値を伝えるための不可欠なツールです。この記事では、中小企業が会社案内を作成する目的や、大企業の会社案内との違い、作成の際に注意したいことをまとめました。

中小企業が会社案内パンフレットを作成する目的

中小企業が作成する会社案内の種類には商談用や面接用などさまざま。ただ、会社案内を作る際は基本的に以下の2つの目的に絞られています。

  • ・信頼性を高める
  • ・ブランディングを図る

それぞれ詳しく解説します。

信頼性を高める

商談用や営業用の会社案内の作成時に欠かせないのは信頼性です。契約の最終段階で取引先は会社案内をもとに稟議をし、自社が信用できるかどうかを判断します。

ブランドイメージがあり知名度の高い大企業とは違い、中小企業の認知度は低い傾向があり、取引先は契約の締結にどうしても慎重になりがちです。

もし、商談の感触は良いのになかなか契約に至らない場合は、決裁者の信用を得ていない可能性があります。売上高や取引先の規模、金融機関などの情報を会社案内に載せて信頼性の向上に努めましょう。

ブランディングを図る

ブランディングは、商談用や営業用、面接用などの会社案内で用いられる施策です。

ブランド 価値があると顧客が識別している商品やサービスのこと
ブランディング ブランドの価値を高め、自社の独自性を社会に浸透させる活動
ブランディングの目的 他社との違いを鮮明にして、売り上げアップにつなげること
ブランディングの効果 自社の思いが顧客や従業員へ届き、安心感や注目度、影響力が高まる

作成時はブランディングの要素を会社案内のあらゆる部分に落とし込むことが重要です。ブランドのロゴ、イメージカラーの使用や自社の価値観を掲載し、自社の優位性を明確に伝えましょう。

大企業向けの会社案内と異なる点

大企業と中小企業の会社案内は、下記のポイントで違いがあります。

  • ・会社案内で設定する目的と読み手の違い
  • ・会社案内に掲載するコンテンツの違い

それぞれ詳しく解説します。

会社案内で設定する目的と読み手の違い

大企業と中小企業の会社案内の違いを目的と読み手の観点からまとめました。

規模 会社案内の目的 会社案内の読み手
大企業 商業、面接、広報などを多目的に兼ねる 株主、従業員、顧客などの利害関係者
中小企業 売るため ターゲットを絞った一人のお客様

中小企業でも上場している場合や大企業の子会社などは、多目的で会社案内を作成する場合もあります。数ある会社の中で中小企業が勝ち抜くには、読み手と目的を絞り、読み手が知りたい情報を魅力的に伝えることが重要です。

会社案内に掲載するコンテンツの違い

大企業と中小企業で載せるコンテンツの違いは以下の通りです。

規模 特徴的なコンテンツ
大企業 沿革、理念、全国支社情報
中小企業 自社の商品やサービスの魅力を伝える情報

大企業の会社案内では、沿革や理念を項目ごとに詳しくまとめますが、中小企業はシンプルかつ読みやすくまとめ、他社との差別化に注力します。さらに自社の商品やサービスを使うメリットに紙面を割くことで、より印象的に会社情報を伝えます。

中小企業向けの会社案内を作る際に注意すること

会社案内の作成では、読み手が読破できるよう情報を限定し、信頼を得られる会社案内を目指しましょう。

デザインやコンテンツに関する注意点

自社の会社案内は数ある会社案内のうちの1つにすぎないため、すべての人が隅々まで読み通すケースは少ないでしょう。

サッと見ただけでも内容が分かりやすく伝わるように、ポイントをついたシンプルな会社案内を目指しましょう。

会社案内の作成時には、以下のポイントに注意してください。

  • ・平易な言葉を使い適切な文章量を目指す
  • ・難しい情報はわかりやすくかみ砕く
  • ・グラフや表、図、イラストを使用する
  • ・端的に伝わるデザインにする
  • ・自社商品やサービスの独自性を見極める

コンテンツと写真のバランスやレイアウトを工夫すると読みやすくなるでしょう。

独自性の表現に関する注意点

アピールポイントになる部分は、読み手によってウィークポイントと受け取る場合もあります。

会社のタイプ アピールポイント ウィークポイント
総合的な会社 ワンストップで幅広いビジネス 専門性に欠け依頼すべき仕事が不明
技術力のある会社 高い技術力と問題解決能力 専門的でサービス内容がわかりにくい
ベンチャー企業 先端技術を持ち、すばやい対応 実績がなく経営に心配がある
歴史の古い会社 実績があり堅実な経営 排他性や硬直性があり対応が鈍い

ウィークポイントを強みに変えるには、下記のような表現に書き換えてみましょう。

会社のタイプ ウィークポイント対策をした表現
総合的な会社 専門性を持った従業員による幅広いサービス
技術力のある会社 わかりやすい丁寧な対応とアフターフォローで高い技術を提供
ベンチャー企業 定評のある堅実経営で先端技術を提供
歴史の古い会社 変化を楽しむ社風で素早い対応を実現

会社案内で読み手に不安を与えるのは避けたいことです。マイナス要素を取り除き安心性と信頼性を獲得しましょう。

まとめ

田島デザインでは中小企業向けの会社案内を作成してきた豊富な実績があります。

中小企業向けの会社案内には他社との差別化が欠かせません。独自性を見出し、的確でわかりやすいデザインに落とし込むには、専門性と幅広い経験が必要です。

田島デザインでは中小企業向けの会社案内を作成してきた豊富な実績があります。完成イメージがわかるよう、多数の見本を取りそろえています。中小企業向けの会社案内なら田島デザインにお任せください。

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