コラム
会社案内の構成とは?作成手順や構成内容を紹介

会社案内の構成とは?作成手順や構成内容を紹介

会社案内の良し悪しはインパクトのあるデザインや情報量で決まると考えがちです。しかし、評判が良く役に立つ会社案内は、情報の厳選が行われ、読み手の意欲を削がない構成が備わっています。そこで今回は、作成手順や定番の構成内容についてまとめました。順序立てて作成し基本の項目を取り入れることで、会社案内の作成を成功へと導きましょう。

会社案内の作業手順

会社案内の作成手順を簡略化すると、3ステップです。

  • 1. 目的の明確化
  • 2. デザイン・レイアウトの決定
  • 3. 印刷・配布など

それぞれの手順を詳しく解説します。

目的の明確化

会社案内作成の目的は、読み手が行動するきっかけを作ることです。目的となるコンセプトや読み手となるターゲットを設定し、読者が求める情報を伝える必要があります。

利用シーン 目的 アピールポイント
営業 新規顧客からの認知・商品やサービスの購入 会社のビジョンやストーリー、強みなど
採用 求職者のうち優秀な人材の獲得 事業内容や代表の言葉、社員のインタビューなど
信頼関係の構築 新規顧客・株主に向けた信用の獲得 会社理念や価値観、事業内容のわかりやすい説明

1種類の会社案内につき目的やターゲットはできるだけ1つにします。掲載する情報に優先順位をつけて以下のように整理しましょう。

  • 1. ターゲットが知りたい、自社も伝えたい情報
  • 2. ターゲットが知りたい情報(営業目的では契約情報を含む)
  • 3. 自社が伝えたい情報

ターゲットと関連のない情報を載せると自社のメッセージがぼやけるため、情報の取捨選択に努めましょう。

デザイン・レイアウトの決定

目的が決まったら、掲載できる情報量を決めます。会社案内のページサイズはA4が一般的です。基本的に1ページ1コンテンツとしてページ数を割り出します。

次に、読み手の目線が自然に動くように情報をレイアウトします。自社の営業が商談を進めやすい流れを作ることも重要です。

デザインを決める際は、取引先や顧客から安心と信頼を獲得できるよう、以下の点に注意しましょう。

  • ・イラストや図、表を駆使し理解を促す
  • ・最後まで読んでもらえるように文章は短くする
  • ・1ページの情報量が多くならないよう余裕を持たせる
  • ・写真はサイズをできるだけ統一し、バランスよく配置する
  • ・配色ではブランディングイメージに沿った色やコーポ―レートカラーを使う

同じコンテンツでもフォントサイズや写真のレイアウトで受ける印象は変わります。余白を十分にとり自社のメッセージを引き立てましょう。

印刷・配布など

デザインが終わったら入稿・印刷・製本・配布と進みます。デザインを外注する場合は印刷から製本までを請け負う会社に頼むのがおすすめです。コストは発生しますが、思い通りの色味が再現されているかを本印刷前に確認したい場合には、色校正の工程が追加されます。

印刷した会社案内は、不特定多数の方が興味を持つために、関連施設やビジネス交流会、展示会場などの場でラックに設置するのがおすすめです。社員に会社の意思を伝える方法として、代表者の交代や組織改編を機に会社案内を作成し、社内イベント時の周知や支社への配布も効果的です。

会社案内の主な構成内容

会社案内を作成する際に掲載すべき項目はこちらです。

  • ・表紙
  • ・会社概要
  • ・連絡先・アクセス情報など

会社案内に必要な理由や掲載時の注意点を詳しく解説します。

表紙

表紙は読み手が会社案内に興味を持つきっかけを作るため、会社の独自性や価値観、強みを魅力的に表現する必要があります。

表紙デザインで配慮したいのは以下のポイントです。

  • ・大きめの余白
  • ・目を引く配色
  • ・印象的な見た目
  • ・興味をそそるキャッチコピー

表紙には自社の商品やロゴマークを利用し、写真やイメージ画像などを基にして仕上げるのがおすすめです。

会社概要

会社概要は会社の基本情報を読み手に伝える役割があります。
会社概要に記載したい情報の例は以下の通りです。

  • ・会社名
  • ・住所
  • ・TEL
  • ・代表者
  • ・役員名
  • ・事業内容
  • ・設立年月日

目立たないページにあることが多い会社概要ですが、自社に興味を持ち、取引や商品の購入を考え、信頼できる会社かどうかを判断するために重要な項目です。

連絡先・アクセス情報など

会社案内に会社の連絡先がないと、興味を持った読み手の気持ちを損ね、信頼を失いかねません。会社案内には顧客がいつでも連絡できるよう担当者情報を記載することがおすすめです。

さらにWEBサイトのアドレスを掲載すれば、読み手自身で自社について調べることができるでしょう。

有名なビル内や駅前に会社を構えている場合、アクセスマップだけでも自社のアピールになります。しかし近年では、スマホで地図を表示できるようになったため、場合によっては省略してもよいでしょう。

まとめ

会社案内を作成する目的は商業や採用、認知度のアップなどさまざまざまです。

会社案内を作成する目的は商業や採用、認知度のアップなどさまざまざまです。狙った効果を生み出すには、適した情報を選択することが欠かせません。

田島デザインには、幅広い用途の会社案内を作成してきた実績があります。会社案内を作成する際には、ぜひ田島デザインにお任せください。

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