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【初心者向け】介護施設パンフレットの活用3選と施設別の記載例

【初心者向け】介護施設パンフレットの活用3選と施設別の記載例

広報活動や営業活動など、様々な用途で活用できるパンフレットやリーフレット。介護業界においても、自社の介護施設や介護サービスを紹介する上で、重要な役割を果たします。この記事では、法人トップの方や施設管理者の方に向けて、パンフレットやリーフレットの活用方法を3つ解説します。施設別の記載例も紹介しますのでぜひご覧ください。なお、本記事では、利用者、そのご家族、ケアマネジャーをパンフレットやリーフレットのターゲットとして想定しています。

介護施設パンフレットの活用3選

介護施設におけるパンフレットの活用方法を3つ解説します。

  • ・自社の介護施設や介護サービスを紹介するため
  • ・利用者や家族に安心して自社を選んでもらうため
  • ・営業ツールとして活用するため

それぞれ具体的な内容をみていきましょう。

自社の介護施設や介護サービスを紹介する

1つ目の活用方法は、介護サービスを必要とする方に、自社の介護施設や介護サービスを紹介することです。

介護施設の名称、施設の形態、サービスを提供している地域、などの基本的な情報を正しく届けることで、自社の存在を正しく認知してもらうのに役立ちます。

介護サービスを必要とする方は、複数の介護施設から自分たちにあった施設を選ぶケースが少なくありません。したがって、同業他社の中から自社を選んでもらうためには、まず自社の存在を認知してもらう必要があります。

パンフレットやリーフレットは、利用者や家族の手元に紙として残るもの。記載された情報は、あとで何度でも確認できるため、正しい情報を届けるのに適切な媒体なのです。

利用者や家族に安心して自社を選んでもらう

2つ目の活用方法2つ目の活用方法は、利用者やその家族に安心して自社の介護施設・介護サービスを選んでもらうことです。

介護施設の外観の写真や介護に関する理念など、パンフレットには介護施設の雰囲気や特徴がわかる情報を掲載できます。そうした情報をお届けすることで、利用者やそのご家族に安心していただけるのです。

営業ツールとして使用する

3つ目の活用方法作成したパンフレットを営業ツールとして使用することです。

自社の概要や特徴が掲載されたパンフレットは、営業ツールとしても活用できます。例えば、地域の居宅介護支援事業所や地域包括支援センターに挨拶に伺った際に、自社のパンフレットが名刺代わりになるのです。

居宅介護支援事業所に在籍するケアマネジャーは、適切なケアプラン作成のために、利用者に介護施設を紹介する役目も担っています。

そのようなケアマネジャーに自社のパンフレットをお渡しできれば、担当の利用者や家族に自社を紹介してもらえる可能性が高まるのです。

介護施設パンフレットの記載例

介護施設のパンフレットにはどのような項目を記載したらよいのでしょうか。ここでは、介護施設のパンフレットの記載例について解説します。

施設形態に関わらず記載できる基本項目がこちらです。

記載項目 内容
基本情報 施設の名称、住所、事業所番号など
運営法人(運営会社) 運営している法人名や会社名
問い合わせ先 電話番号、FAX番号、代表のメールアドレスなど
ビジョンや理念 運営法人(会社)のビジョンや理念
事業の紹介 展開している事業の紹介や実績など
営業時間 施設の営業時間、定休日など
利用料金 介護保険サービスを利用した料金、介護保険サービスの対象外になる料金、加算の有無など
アクセス 事業所の周辺地図、アクセス方法、駐車場の有無など

利用料金の項目では、取得している加算の有無や種類によって、料金に変動があることを記載すると親切です。

入居施設(特別養護老人ホーム・有料老人ホームなど)の場合

入居施設(特別養護老人ホーム・有料老人ホームなど)の場合は、基本項目に加えて、以下の項目が考えられます。

記載項目 内容
施設形態 特別養護老人ホーム、介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホームなど
施設の外観や内観 施設の外観・内観の写真、見取り図
1日の流れ タイムスケジュールごとの活動内容
食事を提供している場合は、食事形態の種類など
利用できるサービス 施設内で提供している具体的なサービス
外部サービスの利用の有無など
季節行事や催し 季節行事(お正月、花見、夏祭りなど)や誕生会などの催しもの

食事の項目では、嚥下機能が低下した方向けの食事を提供しているかどうかを記載すると、利用者や家族は安心できるでしょう。

また、利用できるサービスの項目では、訪問理美容などの外部サービスの有無について記載すると親切です。

通所施設(デイサービス・デイケア)の場合

通所施設(デイサービス・デイケア)の場合は、基本情報に加えて以下の項目が考えられます。

記載項目 内容
施設形態 デイサービス、認知症対応型デイサービス、デイケアなど
利用定員 1日の利用定員の人数
施設の外観や内観 施設の外観・内観の写真、見取り図
1日の流れ 朝のお迎えから退所するまでの1日の流れ、タイムスケジュール
利用できるサービス 事業所が提供しているサービス
(送迎、入浴、食事、機能訓練など)
スタッフ紹介 スタッフの職種、人数、仕事内容など
サービス提供地域 サービスを提供している地域について

1日の流れの項目では、朝のお迎え時間や帰りの送り時間について具体的に記載すると、利用者や家族が検討しやすくなります。

訪問介護の場合

訪問介護の場合は、基本情報に加えて以下の項目が考えられます。

記載項目 内容
利用開始までの流れ 利用開始までに必要な手続き
利用できるサービス 訪問介護で利用できる具体的なサービス
(調理や掃除、通院介助など)
サービス提供地域 訪問できる地域について

介護施設パンフレット・リーフレットを作成する前に確認したいこと

ターゲットに届く介護施設のパンフレットやリーフレットを作成するためには、事前準備も大切です。作成前に取り組みたい項目を3つ解説します。

目的にあわせて種類やサイズを決める

パンフレットには、2つ折りタイプや中綴じタイプなど様々な種類があります。パンフレットの目的にあわせて種類やサイズを決めましょう。

施設見学に来ていただいた方にお渡しするものであれば、施設の写真や情報をしっかり確認できる大き目のパンフレットやページ数のあるパンフレットが考えられます。気軽に持ち帰ってほしい場合は、コンパクトに情報を伝えられるリーフレットが候補にあがるでしょう。

地域の居宅介護支援事業所や地域包括支援センターに挨拶する場合など、自社のイメージを強く印象付けたい場合は、二つ折りのパンフレットが有効です。

二つ折りのパンフレットは、紙を真ん中で2つに折った形状となっており、開いたときに中面が見開きの2ページになる形式。施設の外観やサービス中の様子などの写真を掲載できるため、印象を強く出したい場合に向いています。

自社の特徴や独自性を明確にする

一口に介護施設といっても、様々な形態の施設が存在しています。その分同業他社も多く存在しているでしょう。

その中で、利用者や家族に自社の魅力を伝えるためには、自社ならではの強みを掲載することが大切です。

例えば、デイサービスであれば「機能訓練士が常駐していて、いつでもリハビリできる」「入浴設備に力を入れている」といった内容が自社の強みに該当します。

自社の強みを明確にする方法は、自社の介護主任や介護スタッフにヒアリングすることです。現場のスタッフが自信をもって提供していることは、自社の強みや独自性に該当します。

競合施設のパンフレットを確認する

競合施設のパンフレットを確認して、パンフレット作成の参考にする方法も効果的です。

パンフレットの種類や紙の材質、掲載している情報や写真との割合など、ご自身が利用者の立場に立って競合施設のパンフレットを確認することで、より魅力的なパンフレットに仕上げられるでしょう。

介護施設パンフレット・リーフレットを魅力的に作成するコツ

介護施設のパンフレットやリーフレットを魅力的に作成するコツについて解説します。

写真やカラーを使って施設イメージを伝える

パンフレットやリーフレットを魅力的に作成するコツは、デザインにこだわることです。

写真やイラストを活用すると、その場にいない方に施設の雰囲気を伝えられます。利用者や職員の表情がみえる写真、行事・レクリエーションの一コマなど、臨場感のある画像を掲載するのが効果的です。

また、コーポレートカラー※のように、施設のイメージにそったカラーをパンフレットに採用するのもよいでしょう。特定のカラーがない場合は、暖色系や中性色を上手に活用すると、優しそうな印象やおだやかな印象を演出できます。
※法人や企業を象徴する色のこと。ブランドカラーとも呼ばれる

読みやすくわかりやすいレイアウトを心がける

写真と文章の割合、余白などに配慮して、読みやすくわかりやすいレイアウトを心がけましょう。紙面に情報があふれていると、手に取った方が「どこから読めばいいのわからない」と戸惑ってしまうおそれがあります。

また、文字の大きさや色にも配慮しましょう。介護施設や介護サービスを検討している方の中には、「細かい文字は読みにくい」という高齢者の方がいるかもしれません。

文字を大きくしたり写真やイラストを活用したりして、読みやすいレイアウトを心がけましょう。

介護施設パンフレット・リーフレットを作成する方法

介護施設がパンフレットやリーフレットを作成する場合、自社で作成する方法と専門業者に依頼する方法が考えられます。

自社で作成する方法

自社でパンフレットやリーフレットを作成する場合、パソコン、プリンター、データ編集用のアプリケーションなどが必要となります。

一からデータを編集して作成することも可能ですが、インターネットからテンプレートをダウンロードして、自分たちで編集する方法も考えられます。

デザイナーや制作会社に依頼する

デザイナーや制作会社に依頼した場合、依頼料は発生しますが、品質の高いパンフレットやリーフレットの作成を期待できます。また、自社で人手や時間を確保する必要もありません。

「パンフレットを作成したいが、適切な人員がいない」「自社の特徴や魅力を伝えられるパンフレットを作成したい」という場合は、専門業者に依頼する方法がおすすめです。

まとめ

パンフレットやリーフレットを作成すると、介護を必要とする方に、自社の介護施設や介護サービスの情報を届けられます。

自社の情報を正しく伝えて安心感を持っていただくためにも、自社の特徴や魅力をパンフレットやリーフレットで発信してみてはいかがでしょうか。

田島デザインは、介護施設パンフレットやリーフレット制作の専門業者です。企業様、商品・サービスの魅力や内容を、お客様にきちんと伝えるために、ご提案から親切丁寧に対応させていただきます。また、100%オリジナルデザインをご提供します。

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